学芸大学に合格しようプロジェクト2018 国語科

こんにちは。本日から、昨年に引き続き「学芸大学に合格しようプロジェクト」として、各学科の情報を公開していきます。
東京学芸大学を志望している方、選択肢に入っている方、進路に悩んでいる方など、受験生に役立つような情報をお伝えできればと思っております。

なお、このサイトに掲載されている情報は全て個人から聞いたものであり、東京学芸大学の公式の情報ではありません。また、受験様式が変更されている場合もございます。その点をあらかじめご了承の上、受験勉強の参考にしていただければと思います。

それでは、今日は国語科(初等教育教員養成課程国語選修、中等教育教員養成課程国語専攻)の情報を掲載していきます!

〈掲載項目〉
①学科で主に取得されている免許
②入学動機の例
③忙しさ
④学科の性格
⑤進路選択の様子
⑥初等と中等での差・同じ免許を取ることができる学科との差
⑦センター得点率

〈初等教育教員養成課程国語選修〉

①必須免許…小学校免許
必須免許以外に主に取得されている免許…中高国語(取得が割と楽なので、全体の9割は取っていると思います)・幼稚園・司書教諭・学芸員・特別支援

②小学校の先生になりたい人が圧倒的に多いです。中等に行きたかったけど…という人もチラホラいます。

③忙しくはないです(笑)他学科に比べて、中高の免許を取るのも簡単だと思います。忙しくないのでそれにプラスして、幼稚園の先生の免許や司書教諭の免許を取る人も多いです。特別支援の免許も取ろうと思えば取れます。また、期末になると突然やるべきことが増えます。

④明るく活発な人が多く、楽しい学科だと思います!でもみんな、教育についてマジメに考えています。教員になりたい人が多いためか、人と話すことが上手いなと感じます。人数が80人と多いため、勉強命な人から遊び命な人まで様々です。そのため自分の価値観に合った人がいると思います。

⑤小学校教師・中高国語科教師・幼稚園教諭・一般企業・大学院進学
割合的には小学校教師が一番多いですが、一定数中高国語科教師志望はいます。

⑥初等の方がセンターのボーダーが低いので、センターの点数で決めるのもありです。中等の方が専門的に学べる、初等はもちろん初等科の勉強もしなければいけませんが、教養にもなるので中高教員の遠回りにはならないと思います。初等から中高免を取るのは簡単ですが、中等から小免を取るのは難しいということを押さえておきましょう。

⑦70%、75%、77%

〈中等教育教員養成課程国語専攻〉

①必須免許…中高国語
必須免許以外に主に取得されている免許…中高の国語科の免許のみ取得する人がほとんどですが、たまに小学校や司書教諭の免許を取得する人もいます。

②中高の国語科の教員を目指して入学する人が大多数です。

③1年次からほぼ全員が自主ゼミに所属します。それに加えて部活やサークルに入る人も多いので、それぞれかなり多忙な日々を送っています。

④20人程度と少人数の学科のため、同期や先輩・後輩との繋がりが強く、仲も良いです。また、国語科と一言でいっても、古典/近代文学、日本語学、国語教育など様々な分野を専門にする人がいます。他分野を専門とする同期との対話は、とても勉強になります。

⑤教員を志望する人が多いですが、公務員や一般企業への就職を目指す人もいます。また、大学院への進学を選択する人も毎年一定数います。

⑥1~2年次は初等、中等ともに同じ授業を受けることも多いです。中等国語は初等国語よりも国語に割く時間が多く、より専門的な学びが求められていると感じます。また、自主ゼミに所属する人の割合も中等国語の方が高いと思います。

⑦83%

 

さらに今回は、特別に二次試験へ向けての対策も紹介します!ぜひ参考にしてください。
この先他学科の紹介も行っていきますが、これは他学科でも必ずしもあるわけではないので他学科の二次対策が掲載されていなかった、でも聞きたい…という方がいらっしゃいましたら、質問などを利用していただけたらと思います。

〈入試問題の特徴とその対策等〉
東京学芸大学の国語科の入試問題は、例年大問三つから構成されています。大問1は論説文、大問2は古文、大問3は漢文です。構成は多少異なるが、センター試験の配分とほとんど変わらないと言って良いでしょう。まずは大問ごとの対策を述べておこうと思います。

【大問1】
〈特徴と出題内容〉
毎年論説文が出題されていますが、そのバリエーションは様々です。一般的な論説文から、原文に対する筆者の考えを述べる形式の論説文まであり、臨機応変な対応を必要とすることもあります。また、現代文の出題がこの大問1つに限られているので問題文の長さも例年比較的長いです。現代文の知識を必要とする問題が出題されることも特徴の1つです。
出題内容は
・漢字の問題
・語句の意味を問う問題
・内容理解に関する50字程度の記述問題
・問題文の要旨を200字~300字程度でまとめる問題
などです。

〈対策〉
東京学芸大学の国語の問題は、他大学と比べても難しめの文章だと思いますが、長い文字数を書かせる問題は、しっかり対策をすれば十分解けると思います。
先にも述べた通り、一口に論説文といってもその内容は様々で、社会学に関する論説、文学に関する論説、歴史に関する論説、芸術に関する論説などがあります。とにかく普段から幅広い分野に興味を持っておくことも対策の一つです。論説の内容に少しでも前情報があれば、その内容もよりスラスラと入ってきます。
また、東京学芸大学に限らず、様々な大学の過去問を解くことも場合によっては必要です。様々な大学の過去問を解くことで臨機応変な問題の解き方を身に着けることも可能です。
さらに、出題文が長いため本文のキーワードの見極め、筆者の主張の読み取りと理解を行う力も必要です。特に、キーワードは試験中だと見失いやすいので、本文を読んでいる途中に傍線を引くなどの対応も必要となってきます。とにかく書いてある内容を「正確に」かつ「迅速に」つかみ取ることが不可欠なので、その訓練を日ごろから心がけてほしいです。

昨年の問題では、設問数が13個とここ数年で最も多い設問数であったと思います。その分、例年出題されていた2~400字程度書かせる設問はなく、長い文字数を書かせる設問は100文字程度の設問が2問のみでした。
また、例年出題されている文中の語句の意味を書かせる問題に加え、同音異義語の知識を必要とする問題が出題されました。現代文単語帳などを使って対策をすると良いと思います。

【大問2】
〈特徴と出題内容〉
ここでは毎年古文が出題されます。とくにクセがあるわけでもなく、センター試験で扱われる内容と大差はありません。ただし出題内容が、現代語訳「プラスα」の部分を問うものが多いので、この点は過去問を解いてその傾向に慣れておく必要があります。
出題内容は
・語句の問題
・古典文法の問題
・現代語訳
・内容理解の記述
・文学史に関する問題
などです。

〈対策〉
当然のことながら、古文単語の知識、古典文法の知識を身に着けておく必要があります。基礎の徹底をすることが大切です。センター試験レベルの知識でも、徹底して仕上がっていれば解けると思います。古文は基本の単語300語(+α)は覚えておくことをお勧めします。
また、文の主語が誰なのかを常に確認しながら読み進めることも重要です。ご存知の通り古文では主語が省略されている場合がほとんどなので、途中で主語を見失わないように印をつけるなどの対策が必要です。また、登場人物が「何をしたか」「何を言ったのか」を理解したうえで、「それはなぜなのか」という視点も持っていなければなりません。東京学芸大の問題では、この「発言や行動の根拠」の部分を問われる問題が出題されるからです。

【大問3】
〈特徴と出題内容〉
ここでは毎年漢文が出題されます。センター試験で出題されるものよりも難解な文章が出題されています。
出題内容は
・語句の意味を問う問題
・返り点をつける問題
・現代語訳の問題
・空欄に漢字を当てはめる問題
などです。

〈対策〉
基本の漢字と句形は覚えておくようにしましょう。漢文に関しては、突き放すようで申し訳ありませんがセンスが問われる問題が多いです。もちろん返り点や訓読など基礎知識でカバーできる部分もありますが、漢字から推測したり、前後の関係から推測したりすることが必要です。漢字の羅列にしか見えない白文を丸々「現代語訳せよ」という問題がしばしば出題されますが、これこそセンスを問われる問題です。ここでは「置き字」「再読文字」「対句表現」などなど様々な知識をフル活用させなくてはなりません。ただし、知識を持っているだけではまだ不足です。その知識のうちのどれがキーとなって出題されているのかを読み取ったうえで答える必要です。この部分に関しては説明に限界があるので実際の過去問題を参照してほしいと思います。

 

以上が大問ごとの出題に関しての説明です。最後に全体を通しての勉強方法を述べておこうと思います。

 

たくさん問題を解き、しっかりと復習をすることが大切だと思います。東京学芸大学の国語は、出題の「雰囲気」ががらりと変わることがあります。とにかく手に入れる限りの過去問を解いて、その変化に動じないよう訓練することが必要です。また、他大学の問題も解くと良いと思います。(私は千葉大学教育学部・お茶の水女子大学・広島大学教育学部の問題を解きました。)個人的には同じ問題を何度も解くよりはたくさんの問題に触れたほうが良いと思います。

解いた後は、現代文では、主題をきっちり掴めていたかを確認し、古文漢文では分からなかったり読み間違えていたりした語句を特に気にかけて確認していました。古文単語については、私は学校で配布された300語の単語帳しか使ったことがありません。基本の300語とさらにそれを応用した単語を覚えていれば十分だと思います。私はセンター試験の後、学芸大学の対策しかしていなかったのですが、毎日、問題を解く→問題の復習をする→古文漢文の暗記事項の確認という流れをひたすら繰り返していました。気が滅入る時もあると思いますが、強い気持ちで勉強を続けることが合格への近道だと思います!

また、東京学芸大の国語の問題は「センター試験の記述版」といったものだと思います。大差はないというイメージを持っていたほうが勉強はしやすいでしょう。ただ、センター試験と異なるのが「記述問題形式」という点です。選択問題形式ではある程度まで内容を理解すれば答えを絞ることができる場合もありますが、記述問題ではそうはいきません。「正確に」内容を理解して解答を練る必要があります。

センター試験までの勉強はおもに「インプット」の受験勉強です。それに対し二次試験では「アウトプット」の力が試されます。この「アウトプット」の能力は意識しないと身に着けることができません。「言っていることはわかるけど、どうこたえるかがわからない」という状況は、まさに「アウトプット」の能力のなさを露呈しているものです。ではこの能力を身につける1番の近道は「第三者に見てもらう」ことです。過去問を解いたら必ず国語科の先生に添削をお願いするべきです。先生に添削してもらうことによって自分の言いたい解答と、採点者側の読み取り方のギャップを埋めてゆくことができます。これを繰り返すことで「アウトプット」の能力は格段に向上します。ぜひとも実践していただきたいです。

これが少しでも皆さんの力となれば幸いです。受験当日に信用できるのは「自分自身のみ」です。ぜひ自分を信用できるような対策を行ってから受験をしてほしいと思います。健闘を祈っております。

ご協力いただいた国語科の皆さん、ありがとうございました!

また、昨年の「学芸大学に合格しようプロジェクト 国語科」もよろしければ参考にしてください!

ご質問は、Twitterアカウントや、記事のコメント欄へお気軽にどうぞ!

 


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