最後の春に向けて⑯ 清田大道ー笑顔の源ー

4年生が東京学芸大学硬式野球部での時間や仲間、最後の一年にかける思いを語る「最後の春に向けて」。今回は学生コーチ代表、清田大道(4年/小松川)です。それではお読みください!

こんにちは。B類理科、4年学生コーチの清田大道です。まず、私たちが不自由なく野球ができていることに様々な方々の支えがあることを痛感し日々感謝しています。

最後の春に向けて、ということですがこの春に向けての思いをまとめるために少し自分のことを書かせていただきます。
私は最初から学生コーチとして入部しました。高校野球が終わってもう野球をやるのはいいかなーと思っていましたが、センター試験が終わって東京学芸大硬式野球部のTwitterを勉強の休憩中に見ていたら、やっぱり野球部に入りたくなってしまい、選手をやりたいわけではないけど将来教員になって野球部の顧問になるという夢もあったので、この道を選択しました。あとは、自分のために頑張るより人のために頑張る方が得意だなーと小さいときから思っていたのもあります。正直あの頃は後期で受かって忙しかったのでよく覚えていません。

その後大学1年生の頃は野球もそれ以外も色々と悩むことがあり、なかなかしんどかったです。ですが、部活をしている間は少し元気でした。そんな中でコロナ禍になり部活ができたりできなかったりするようになりました。そのような感じで段々と活動ができるようになって今に至ります。

そんな今の私は昔よりよく笑うようになって、大学1年生のときの自分とは別人だなと自分の中では思っています。4時前に起きて朝練に行くのも全然楽しみです。そして私が今こうして元気にしていられるのはこの部活のおかげです。自分よりも野球が大好きな人達に囲まれて同じ野球部として活動できているのがとても幸せでありがたいです。自分は野球をしているわけではないのに野球が楽しい!と不思議と心から思えています。選手のみんなには上手くなろうと試行錯誤して練習したり、朝早く来たり、遅くまで残って練習したり、グラウンド以外でもいろいろやっててほんとに尊敬しています。そんな姿を見ると自分もチームに貢献したいと強く思う毎日を過ごしています。だからこそ、こんな大好きな人達と勝って喜びたいと心から思うのです。

この春の私の目標は選手スタッフ全員がチームの力になって1部に昇格することです。試合に出てない人、ベンチに入ってない人、スタッフだって同じチームである以上必ずチームに貢献できています。私はそんな部員たちを置いてけぼりにしないで、全員でこのリーグ戦を戦うことが目標です。試合になかなか帯同することが少ない部員は一緒に試合で戦っているという実感が湧きづらいかもしれませんが、その人たちも必ずチームの力になってるし、お互いに尊敬し合う心があればきっと1部に昇格できると信じています。

私は学生コーチという立場なので試合に出ることはありません。だから個人的には「リーグ戦で勝ちたい」というモチベーションしかないです。強いて言うなら、ノックで遠くに飛ばしたいことくらいです。「全員の力で勝ちたい」と言いましたが、選手とは違う立場で選手の気持ちが分からないからそんな楽観的なことを言えるのだろう、と言われてしまえばそれまでなのですが、いつも支えてくれているマネージャー含め、全員が同じところを向けるとしたらチームの勝利というところだと思います。だからこそ、そこを目指していきたいのです。
そして、まだ会ったことのない1年生から4年生まで全員で戦うことができるのはこの春だけになるかもしれません。だからこそ、この春には特別な思いがあります。そして、ずっと昔の先輩から今年の3月に卒業された代の先輩までが作ってきてくださった東京学芸大学硬式野球部をもっとより良くして後輩につないでいきたいです。

最後に、ここまで野球をしてきて支えてくれた両親には感謝しています。自分に野球を教えてくれたお父さん、本当にありとあらゆる面で支えてくれたお母さんには甘えっぱなしでした。これから少しずつ親孝行していきます。

学生野球ラストイヤー、全力で頑張ります。


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