最後の春に向けて⑦ 山本創太 ー感謝ー

最後の春に向けて 山本創太ー感謝ー

4年生一人ひとりが最後の春季リーグ戦に懸ける思いを語る「最後の春に向けて」。
今回は、山本創太(横浜市立南)です。ぜひ最後までご覧ください。

こんにちは。A類理科選修、新4年の山本創太です。
自分たちの代が最高学年となる新チームが始まってから約半年が経ち、小学生の頃から続けてきた学生野球もついにラストシーズンを迎えてしまいました。

私が野球を始めたきっかけは野球アニメ「MAJOR」を見て茂野吾郎(旧姓 本田吾郎)に憧れを抱き、100マイル(160km/h)の直球を投げたいと思ったからでした。しかしいざ始めてみると100マイルどころか100km/hも出ず、地元の少年野球チームでも全く試合に出れませんでした。「野球はつまらない」と思うようになり、上手になって欲しいという一心で公園でキャッチボールをしてくれた父親に対し不貞腐れた態度を取ってしまう日々が続きました。
中学生からは、チームの人数が少なかったこともあり、徐々に試合に出るチャンスを貰えるようになり、この頃から、野球を楽しいと感じられるようになりました。そして、高校2年生の夏の大会では横浜スタジアムの開幕試合での4番を務めたり、その年甲子園に行った横浜高校と対戦し、及川選手(現阪神タイガース)と投げ合うことが出来ました。
大学生になってからは、周りとのレベルの違いに圧倒されうまく自分の実力が発揮できず、さらに大きな怪我をしてしまい試合に出ることは数えるほどしかありませんでした。悩み、辛い思いもたくさんした4年間でしたが、フレンドリーなチームメイトに恵まれ楽しく最後の春を迎えることが出来ました。

また、私は今回の春のリーグ戦でプレイヤーではなく東京新大学野球連盟の役員としてチームを支えるという道を選択しました。1部で投手として一條(4年/藤代)、大音(4年/春日部)、山本の完封リレーをするという夢は途絶えてしまいましたが、連盟役員となった以上チームの代表であるということを自覚し、1つでも上の順位を狙えるよう最大限チームのサポートをしたいと思います。

長くなってしまいましたが、人生の1つの区切りとしてこの場をお借りして改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。今まで自分を多方面で支えてくれて、育ててくれた両親、アドバイスをくれたりバカな話をたくさんしてくれたチームメイト、お世話になった監督、コーチの方々本当にありがとうございました。10年以上野球というスポーツに携わることが出来て本当に幸せでした。
今後は野球以外のところで少しずつではありますが恩返ししていけたらと思います。

先輩方と一緒に掴み取った1部への切符を無駄にしないよう、チーム一丸となって戦います!
応援よろしくお願いします!

次回は高山拓(新潟明訓)です。
ぜひそちらもご覧ください!


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