最後の春に向けて①大村圭吾ー縁ー

新4年生が最後の春季リーグ戦へ向けて想いを綴る「最後の春に向けて」
本日は、大村圭吾(新宿)です。ぜひ、最後までご覧ください!

日頃よりお世話になっております。
B類数学専攻、新4年大村圭吾です。弊部唯一のB数です。非常に優秀です。
今までの野球人生で、東京学芸大学硬式野球部生活は最も早く時の流れを感じています。私のプレイヤー生活も残すところ僅かとなった現状に、闘志がみなぎると同時に寂しさが募ります。
そんな今日この頃、最後の春ブログのトップバッターを飾らせていただきます✨️
拙い文章となっておりますが、ご一読いただけますと幸いです。

私の野球人生における一番の財産は、野球によって鍛えた身体でも、身につけた技術でもなく”素敵なご縁”です。一期一会の素敵な出会いに恵まれ、今の私があります。クサイことを書いてる自覚はあります。ご容赦ください。

大学入学当初、名だたる高校から集まった同期に気圧されました。高校時代は憧れすら感じた小山台高校の元主将や、野球が上手すぎるショートの2人、次々と試合に招集される同期を見届ける日々が続きました。自分に自信が持てずに萎縮してばかりで、正直高校の同期を恋しく思うこともありました。
しかし一見尖っているようでいて、実はただの根っからの野球好きで仲間想いなヤツばかりのこの学年において、仲を深めるのに時間も労力も掛かりませんでした。
先輩方も心優しい方ばかりで、下手くそな私に沢山のことを教えてくださいました。(話しかけられないほど怖く見える先輩もいましたが☺️)
当時3年生の小用さん(R6卒)と「一緒にAチームに行こう」と意気込み、2人で沢山練習しました。新入部員である私のバッティングをいつも褒めてくれる小用さんに惚れました。(?)
当時4年生の宗さん(西脇さん/R5卒)と合宿で同部屋になり、2人でご飯に行けるほど距離が縮まりました。宗さんとのサシ焼肉会が私の大学野球人生のターニングポイントです。
偉大なる大エースの一條さん(R6卒)とバッテリーを組み、1部リーグで戦うことができました。当初はなぜ自分が試合に出してもらえているのかと悩み、プレッシャーに潰されそうになりました。しかし、親身に寄り添ってくださる一條さんの偉大な姿を追いかけ、成長させてもらいました。入替戦敗戦後に泣きすがったことも良い思い出です。

実は入部して2ヶ月も経たずして、真剣に退部を検討していたこともありました。しかしここには書ききれないほど沢山の先輩や同期に支えられ、今日までやってくることが出来ました。
1年秋の新人戦、代打として安打を放つことが出来たとき、ベンチから飛んできた温かな大歓声は今でも覚えています。自分事のように誰かの活躍を喜び合える学芸野球部は本当に素敵な環境だと思います。

沢山の素敵な後輩にもめぐり逢いました。野球を教えてくれる超上手な後輩や素直に頼ってくれる後輩、私のことを先輩と認識しているのか怪しい後輩など個性豊かなイロトリドリのメンバーですが、みんな出会えて良かったです。
特に、非常に生意気な折内くん(新2年/磐城)と松本くん(新2年/市立浦和)、今回の合宿でようやく本性を出し始めた坂本さん(新3年/日本大学第二)、寝坊しかしない村岡(不動岡)、この5人の捕手陣で切磋琢磨する日々が大好きです。

投手陣も可愛げのあるヤツらばかりです。彼らに花を添えられるように、まだまだ成長したいです。一見ちゃらんぽらんな霜田くん(新3年/竜ヶ崎第一)のセンシティブな側面をカバーできるように頑張りたいと思います。
皆の活躍が心から楽しみです。先輩の目を気にすることなく、思う存分暴れて欲しいと思っています。

同期へ
素直にこの代で大学野球を出来て良かったと思ってます。本当です。
気分のアップダウンが激しい僕を上手に転がしてくれてありがとう。変なやつだと思っているかもしれませんが、僕は元々、はみ出すことを恐れるクソ真面目くんです。朱に交わったから赤くなっただけです。
この代はよく衝突するし、ピリピリすることも多い。でも、それは一人ひとりがキャプテンシーを持ち、自分なりの正義を貫こうとしているからこそだと思います。だからこそ、練習メニューにはそれぞれのこだわりが詰まっていて、充実した毎日を過ごせていると感じています。2025年に入ってから、練習が楽しくてたまりません。本当にありがとう。
結局、同期が活躍して、結果を出して、勝つ。それが一番嬉しいです。残りの期間、今まで以上に全力でぶつかり合って、この代で1部昇格をしよう。
家族へ
両親ともに試合の応援に来てくれたり、美味しいご飯をたくさん作ってくれたりと、15年間全力でバックアップしてくれる環境に心から感謝しています。
小さい頃から野球のせいで振り回してばかりの妹には申し訳なさがありますが、最後にわがままを。どこか気が向くタイミングで、試合観に来て欲しいな。
綺麗事抜きに、結果で恩返しします。残り数ヶ月よろしくお願いします。

私が大学野球の世界に飛び込むと決心したのは高校3年夏の大会の最終打席、ノーアウト満塁。逆転の大チャンスで空振り三振したタイミングです。私の号泣した姿が今でもインターネット上に残っています。大学野球こそは笑顔で引退できるよう、全力で2部優勝・1部昇格を勝ち取りにいきます。そして、お世話になった方々への感謝の想いを体現できるよう、全力で野球を楽しみたいと思います。

 

次回の「最後の春に向けて」は岡部瑛介(都立城東)です!ぜひご覧ください!


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