東京学芸大学に合格しようプロジェクト2025 共通テスト②
こんにちは!
「東京学芸大学に合格しようプロジェクト」第3弾です!本日は、約2ヶ月後に迫った共通テストに向けた情報〈浪人〉をご紹介します!
今回は、初等教育教員養成課程社会コース1年、前田大毅(宇部)による回答です。ぜひ最後までご覧ください!
なお、このサイトに掲載されている情報は、すべて個人から聞いたものであり、東京学芸大学公式の情報ではありません。また、受験様式が変更されている場合もございます。その点をあらかじめご了承の上、受験勉強の参考にしていただければと思います。
〇教科別対策
〈国語〉
まず、国語は一問の配点が大きく、200点満点です。そのため共通テストで成功するためには、国語で高得点を取ることが最も大事だと考えます。国語は一番こだわったので長めになります。
自分は読むスピードが遅く、現役の時から得点が伸びずにいました。成績が伸びた要因には、解くのにかかった時間を記録するということを、過去問20年分行ったことが挙げられます。また、毎日国語の文章に触れたことも得点アップのきっかけになったと思います。一度に1年分を解き時間を測るのではなく、評論と古文だけ解く日と小説と漢文だけ解く日のパターンに分けて、11月頃から毎日取り組みました。その時に目標の時間を超えたとしても確実に正解することが一番大事です。
古文単語は、毎日最低50単語は赤シートなどで隠しながら目を通すようにしたほうが良いです。
最初は納得いかない答えなどもありますが、たくさん解いていると、だんだんと問題の構成が見えるようになると思います。共通テスト特有の言い過ぎた選択肢や、一見正答に見えるけど実は誤った箇所がある選択肢も分かるようになります。
共通テストの国語の問題は、頻繁に論争が起こるような選択肢が最後の二択で残ります。そこを落としていた頃の自分は、選択肢の一つ一つの単語に注目するばかりで、それぞれの選択肢の全体的な意味を考えられていませんでした。その選択肢の正誤を単語の意味の違いなどで考えるのではなく、選択肢の本質的な意味を考えられるようになると正答率が上がると思います。
〈英語〉
同じ文章を何回読んでもいいので、毎日速読を頑張ってください。声は出さなくて良いです。速読英単語という単語帳がおすすめです。速読英単語についている音声を流しながらそのスピードで読んでいって意味が入ってくるようになれば、どんどん読むスピードは速くなります。内容を知っている文章でも良い理由は、本番どんなスピードで読むのかということを自分に植えつけられるからです。ぜひ毎日やってみてください。あと、単語は本気でやりましょう。共通テストは80パーセント単語ゲームです。
〈数学〉
高得点を狙うことを諦めがちな科目かもしれませんが、点数が取れたら周りと差がつく科目なので諦めずに頑張りましょう。
数学を現役から40点伸ばしたコツをお伝えします。
まず、教科書に載っているレベルの公式は全て暗記してください。次に、過去問は20年分解き、毎日問題に触れましょう。国語と同じように、一度に1年分を解くのではなく「今日は2010年から2015年の微分積分を解こう」という形にしていました。そして、レジェンドやチャートなどの参考書を使いながら公式がどういう問題で使われるのかといった実践的な思考力を身につけてください。
ここまでやれば数学で8割取るポテンシャルを得られます。そこから解く順番やスピードにこだわりながら全部の問題に目を通せるようにしていくのが良いです。大問の最後の問題は少し考えて無理だったら解くのをやめる、といったテクニックを駆使してください。
〈社会〉
選択科目→第一日本史 第二公共、政治経済
まず、総理大臣の名前と就任した順番を覚えてください。そこからその年代や起こった出来事、その人が何をしたかなどを組み合わせていくと良いです。夏祭りの替え歌で総理大臣を覚える動画がYouTubeにあり、それを口ずさんでおけば2日で覚えられます。日本史の近現代最強になれますし、政経の政治分野はかなり取れるようになります。
また、人物にイメージを植え付けておくのがとても大事です。これは政策の傾向などから考えてみてください。例えば、徳川家斉はパリピでいろんなことをまあいいやで済ませるタイプの人だなとか、徳川家斉と同時期に活躍した松平定信は真面目過ぎて慣習にとらわれているタイプの人だな、というイメージを持っていました。徳川家斉がパリピなのは子供の数を見れば分かります。
この例について少し深ぼっていきます。徳川家斉が将軍の時に、松平定信は寛政の改革で色物を禁止したような堅い政治を行います。その政治について将軍でありながらまあいいやで済ませていた徳川家斉も尊号一件の時には、真面目過ぎて苗字一つ認めず朝廷との関係を悪くした松平定信をさすがに見逃せず、徳川家斉の大御所時代に進んでいきました。
このような感じで、単純なイメージ一つでストーリーを簡単に掘り起こすことができます。人物のイメージ化を受験生の方も是非やってみてください。
政治経済の経済分野は数字に弱い人もいると思いますが、そんなにパターンはないので過去問を解きながら一つ一つ理解していけば良いと思います。
〈理科〉
選択科目→地学基礎、生物基礎
参考書でも教科書でもしっかり覚えれば得点源にできます。こんなところ覚えなくても良いかなと思う数字や知識までもこだわれば7割から8割は取れます。難しい計算などもたまにありますが、そのあたりは過去問や模試を解いて色々なパターンに慣れておくしかないです。
〈情報〉
自分は、情報を現役の時あまり真面目に受けてなかったので大変でした。理科と同じでこんなに覚えなくても良いと思うくらいまで覚えることが大事だと思います。
○試験当日のアドバイス
時間切れになってもマークし続けるなどテストの内容とは別の部分でミスしないように頑張ってください。浪人生の人たちは割と慣れていると思うのでそこのアドバンテージを感じて、周りの現役生を見下すくらいの気持ちで頑張ってください。
○受験生に一言
浪人したおかげで学べたこと、浪人したことで得られた経験は今の自分にとってかけがえのないもので、浪人中にそのモチベーションで頑張れたおかげで割と浪人しての受験はうまくいったと思います。
正直最後思ったように点が取れなかったとしても自分がよく頑張ったなと納得できるように、そしてお金を出してくれているであろう家族に頑張っていたねと認めてもらえるように生活していれば、最後はなんだかんだうまくいきます。
自分は浪人中に毎日ジムに通ったり勉強に熱中したりして、現役の時よりレベルアップし大学1年生を迎えられて良かったと思います。
また、どの学年で入ったとしても東京学芸大学硬式野球部ならいいメンバーに出会うことができます。浪人して得られたものを探しながら日々頑張ってください。
