こんにちは!「東京学芸大学に合格しようプロジェクト」第15弾です!
東京学芸大学を志望している方、選択肢に入っている方、進路に悩んでいる方など受験生に役立つ情報をお伝えできればと思っております。
本日は、教育支援課程情報教育コースです!
今回は、教育支援課程情報教育コース1年、水野陽斗(桜美林)による回答です。ぜひ最後までご覧ください!
なお、このサイトに掲載されている情報は、すべて個人から聞いたものであり、東京学芸大学公式の情報ではありません。また、受験様式が変更されている場合もございます。その点をあらかじめご了承の上、受験勉強の参考にしていただければと思います。
〇学科を選んだ理由
国立大学で情報系を学びたいと思い、かつ野球もある程度高いレベルで続けたかったので学芸大を志望しました。特に先生になりたいわけではなかったので、教員免許を取らなくても卒業できるE類の情報教育コースを選びました。
〇学科の特色
・どんなことを学ぶのか
プログラミングやコンピュータの仕組みなどについて学びます。教育系の大学なので教育に絡めて学ぶことが多いです。
・男女比
自分たちは男子9名女子7名とバランスが取れていますが、例年男子が多めだと思います。
・取得できる免許
本来E類の学生は教員免許を取得できませんが、別途授業を履修することで情報と数学の免許を取得できるそうです。
自分も免許を取るつもりで授業を受けています。
・学科の様子
同じ学科に16名しかおらず、授業もほとんど一緒なのですぐに仲良くなりました。
・忙しさ
教員免許を取るかどうかでかなり変わってくると思いますが、野球に支障が出るほど忙しくなることはありません。アルバイトも週2くらいでやっています。
1,2年時にほとんどの単位を取り終わり、3,4年時は数単位ずつ取れば良いという状況の先輩も多いようです。
自分は教員免許取得を視野に入れているのでこれからも周りよりも少しだけ忙しい日々が待っています、、。
・受験
共通テストは6教科8科目で情報が2倍の1100点、二次試験は数学500点、面接50点です。
二次試験の数学はA類数学、B類数学、B類情報と同じ問題です。
〇受験対策
数学の試験は例年2時間で4題を解く方式になっています。全問完答する必要はなく、2問完答プラスアルファくらいで十分なので時間に余裕があると思います。問題の難易度は年によって違いますが、とんでもなく難しい問題が出る可能性は低いですし、出たとしても他の人も解けないので大丈夫です。
面接は面接官3人に受験生3人の集団面接で、順番に答えを求められる形で進んでいきます。
これまで受けた情報教育で印象に残っていることと、AIを用いたICT教育の利点の2つは毎年聞かれているようです。
〇試験前日までに行ったこと
数学に関しては10月か11月あたりから国立大学の問題だけを集めた参考書を解き始め、記述式に慣れるようにしました。本番では、分かっていることを書いておくだけで点数がもらえますし、逆に記述が飛躍していると点数がもらえないかもしれないので、思考の道筋を記述する力をつけるべきだと思います。
過去問もこの時期に数年分解いてみて難易度を確認しておいて良いと思います。その際、解いたものを学校や塾の先生に採点してもらうことをおすすめします。
自分は第一志望ではなかったので、共通テストが終わり学芸を受験することが決まってから過去問を10年分解きました。
面接に関しては、過去の質問や、「情報」「ICT」などキーワードを私大入試が終わってから少し調べておく程度で大丈夫だと思います。自分の担任は優しいかつ情熱的な学芸OBだったのもあり、数回の面接練習でとても効果的だったと感じるので、必要に応じてやってみても良いと思います。
過去の質問に対しての答えを用意するのは良いですが、丸暗記してしまうと本番で飛んでしまった際に焦ってしまうので、方針を固めて、ニュアンスだけぼんやり覚えるくらいで上手くいくと思います。数学の勉強に疲れた時の息抜きとして、比率で言えば9:1くらいの感覚で対策しましょう。年が明けるまでは共通テストと二次数学の対策のみで十分です。
〇試験当日に気をつけること
とにかくこれまで頑張ってきた自分を信じて挑むのみです。周りの解くスピードなど気になると思いますが、1ヶ月後には友達になっている人たちだと思ってみると気が楽になります。
先ほども述べましたが、方針など思っていることや分かっていることを書いて少しでも点数をもらいましょう。自分が受験した年は問題が急に難化して非常に焦りましたが、とにかく空白だけはないように合っていそうなことを書きました。
面接は自信を持ってハキハキと喋ってください。前の人と言う内容が被ったり、予想外の質問が来たりしても堂々としていることが大切だと思います。おそらく試験官は内容よりも立ち居振る舞いを重視していると思います。少々見当違いなことを言っても引きずらず、堂々としていてください。
数学の試験の出来が思い通りでなくとも、お昼ご飯を食べて切り替えて面接に臨んでください。加えて、面接は受験番号によっては1時間以上待ち時間になる場合がありますので、紙媒体で面接の準備ができるものを持っていくことをおすすめします。
電子機器は使用不可なのでご注意ください。自分は情報のキーワード集と、質問をざっくり予想して回答の方針をまとめた紙などを持っていきました。
〇受験生に一言
ここまで色々書かせていただきましたが、自分は元々他大学の理工学部を志望していて、共通テストで大失敗して志望校変更を余儀なくされ、受験した私大は全て不合格で、やっとの思いで学芸大を見つけ合格できました。ですが、当初目指していた大学への未練は全くなく、学芸大に来て本当に良かったと心から思っています。自分が伝えたいのは、胸を張って努力したと言える受験期を乗り越えた者は、必ず良い方向に導かれるということです。
自分は私大入試が終わってからの1週間、人はこんなにも欲がなくなるものかと思うくらい勉強以外の欲がなくなりました。体調を崩してしまったら元も子もないのでこんなに追い詰めなくても良いかもしれませんが、こんなに勉強に時間を費やすのは大学受験が最後だと思います。
自分はこれだけやったんだと思えることが一番の自信になります。特に受験勉強を始めるのが遅れがちな野球部は、なかなか結果が出ず嫌になると思いますが、その後の楽しい4年間のためだと思って、残りの数ヶ月間力を振り絞ってください。
こんなに長い文章を読んでくださったみなさんが、これからの受験勉強に精進し、その力を本番で発揮して合格できることをお祈りしております。

教育支援課程情報教育コースについての詳細はこちらから確認できます!
https://www.u-gakugei.ac.jp/03gakubu/r5/505.html
取得できる免許や資格について、詳しくは東京学芸大学HPへアクセスし、[教育学部]→[取得可能な免許・資格]にあります「取得可能な免許・資格について」をご覧下さい!
https://www.u-gakugei.ac.jp/03gakubu/menkyo_shikaku2023c.pdf
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