こんにちは。令和6年春季リーグ戦、対東洋学園大学第2戦の試合結果をご報告致します。
〈スコア〉
東京学芸| 004 111 0 | 7x
東洋学園| 000 000 0 | 0
(連盟規定により7回コールド)
〈メンバー〉
1.(三)石井
2.(中)赤田→(代打)大村(7表)→(中)岸(7裏)
3.(遊)金子
4.(一)佐伯
5.(指)市川
6.(左)早川→(左)渡邊(5裏)
7.(捕)迫田
8.(右)小池→(代打→右)武村(7表→7裏)
9.(二)中村
投.伊藤
2ヶ月に及んだリーグ戦もついに最終戦。本日の勝敗による順位の変動はありませんが、秋に繋がる大事な一戦。学生コーチ中島(4年/東洋)の「学芸の野球をしよう」という言葉で皆、気合いを入れて試合に臨みます。
先発は伊藤(4年/小山台)。初回、先頭打者に安打を許すものの、その後内野陣が併殺プレーなどでフォローし伊藤はリズムを掴み始めます。
一方東京学芸打線は2回表、四球や迫田(4年/春日部共栄)の技アリ安打で一死2.3塁のチャンスを作りますが、得点には及ばず。しかし、決定打が中々出ない我慢の展開は今季リーグ戦で十分経験積み。誰一人として下を向かず、明るい声でナインを守備に送り出します。
本日試合の流れを引き寄せたのは、なんといっても伊藤。ストライクゾーンを目一杯使った勢いのあるストレートと、大きく曲がる変化球で相手打者を翻弄し、着実にアウトを重ねます。
落ち着いたマウンド捌きも魅せ、ひとまず前半戦は難なく無失点。
先制点が欲しい東京学芸、ビッグイニングとなったのは3回表。赤田(2年/大府)と金子(3年/静岡市立)が四球で出塁すると、4番佐伯(3年/川和)がライト線への痛烈な安打を放ち、見事1点を先制します。さらに、リーグ戦初のスタメンに抜擢された市川(2年/京都産業大学附属)の力強く振り抜いた打球が右中間を越え、2点追加。火がついた東京学芸打線の攻撃はまだ終わりません。迫田の本日2本目の安打により、さらにもう1点追加で計4得点。大きな援護点で伊藤の背中を押します。
4回表には、2塁走者石井(4年/札幌新川)が金子の内野安打の間に、3塁を蹴り一気にホームイン。主将の執念の好走塁にベンチは盛り上がります。
5回表、四死球と犠打で一死2.3塁のチャンスを作ると、打席には小池(4年/新潟明訓)。開幕スタメンでリーグ戦を迎えながらも、中々結果を出せず、燻り続けた彼への期待を込めて祈るベンチ。3球目振り抜いた打球は三遊間を割り、見事待望の一打がタイムリーとなります。
6回表には、金子の犠飛で俊足赤田が生還し、リードは7点に。
6,7回を抑えればコールドにより勝利という場面。継投に備え、ブルペンの投手は肩を作りますが、首脳陣は伊藤の「行けます。行かせてください。」の言葉を信じマウンドに送ります。
伊藤は四死球や安打を許すも、崩れることなく6,7回を言葉通り投げ切り、ゲームセット。
最終スコア7対0で勝利いたしました。
取るべきところで取る、守るべきところで守る。4年生中心にチームが一つとなって勝利に向かうナイスゲームとなりました。
本日をもちまして、令和6年度春季リーグ戦の全日程が終了いたしました。結果は4勝6敗で2部リーグ5位。非常に悔しい結果となりました。
1部から降格してきたチームとして絶対に勝たなければならないというプレッシャー、打線が繋がらないことへの焦り、大量失点への落胆。負けることで雰囲気が下がり、雰囲気が下がることで遠のく勝利、という悪循環に苦しみ、時には衝突し合うこともありました。
それでもミーティングを重ねて本音でぶつかり合い、チームと己の弱さから目を背けず、最後まで前を向いて戦い抜くことができました。
1点の重みと1勝の嬉しさを痛感した今季リーグ戦。チーム全員それぞれがそれぞれの立場で悩み葛藤する苦しい期間とはなりましたが、きっと今後の成長に欠かせない大切な2ヶ月間であったと思います。一度底を見た人間は必ず強くなれる。この悔しさを忘れず、秋季リーグ戦に向け一層精進して参ります。
最後になりますが、保護者の方々やOBOGの方々、その他ご関係者の皆様、ご声援誠にありがとうございました。皆様の変わらぬ温かいご声援のおかげで、無事今季リーグ戦を終えることができました。部員一同、心より感謝申し上げます。
今後とも東京学芸大学硬式野球部をよろしくお願いいたします。
本日、佐伯のご家族から差し入れをいただきました。ありがとうございました!
(4年/主務・マネージャー/山﨑南柚)