東京学芸大学に合格しようプロジェクト2025 共通テスト①
こんにちは!
本日より、受験生応援企画として「東京学芸大学に合格しようプロジェクト」を掲載していきます!第2弾となる今回は、約2ヶ月後に迫った共通テストに向けた情報〈現役〉をご紹介します!
今回は、初等教育教員養成課程現代教育実践コース環境教育プログラム1年、大石和翔(沼津東)による回答です。ぜひ最後までご覧ください!
なお、このサイトに掲載されている情報は、すべて個人から聞いたものであり、東京学芸大学公式の情報ではありません。また、受験様式が変更されている場合もございます。その点をあらかじめご了承の上、受験勉強の参考にしていただければと思います。
〇教科別対策
〈国語〉
国語は昨年から大問が五つになり、大問①②③が近代的文章。④が古文。⑤が漢文になっています。①②は評論、小説(随筆)です。この2つはとにかく本文に書いてあることに忠実でいることが重要なのではないかと思います。野生の勘で解くことはおすすめしませんし、試験当日の勘は狂うと思っておいた方が良いと思います。本文の論理関係を読み取り、設問を正しく理解し、正しいものを選ぶこの行為をいかに忠実にできるかが、勝負を決めるのではないでしょうか。
しかしこれが難しいですね。
自分は国語が一番、二択で悩むことが多かったです。悩んだとき、自分の選択を正しいものにできるようにたくさん過去問や類似問題、模試、試作問題を解いて力をつけていってください。受験直前になればなるほどこの力がついてくると思うので諦めずに頑張ってください。
③は自分たちの代から始まった資料の読み取りを中心とした新形式問題でした。
この大問は満点必須だと言われてきました。数学的な要素も含むこの問題は得意不得意があったイメージです。古文・漢文の大問に時間を残しておく必要があるため、この問題にはあまり時間をかけられないと思います。すると、必要な情報を素早く取り出すことを日頃からしないといけません。
この大問は特に、日頃から時間を意識することが攻略の鍵を握るのではないでしょうか。
④は古文です。文法と単語。共通テストのレベルならとにかくここです。この2つをどれだけ詰められるか。私はこの2つが嫌いで遠ざけていたので本番は2問しか正解できませんでした。受験生の皆さん、まだ間に合います。努力した量が点数に直結するので頑張ってください。
最後に⑤は漢文です。私は満点を取れました。要因はとにかく文法を叩き込んだことだと思います。漢文はまず文法から覚えるべきです。それほど量も多くありません。漢字はなんとなく意味が想像できるので、それらの漢字を文法で繋げて理解することで文を理解できるようになったと思います。最後の2ヶ月は毎日漢文を一つ読むようにしていました。少ない量で良いので毎日読むことをおすすめします。
〈数学〉
私は、数学はあまり得意ではなかったのでⅠA・ⅡBCどちらも6割5分を目指した勉強をしていました。具体的には単元別の演習です。数学の中にも得意な単元や苦手な単元があると思います。例えば、図形問題は苦手だけど計算問題は得意など、単元によって全く違うと思っています。したがって得意な単元から一つずつ潰していくイメージで勉強していました。
数学の単元を紙に書き出して、得意なものから勉強していく。自信が持てるようになったら次の単元に移る。このようにやっていくと、この単元はできると自信を持てるものが日に日に増えていきます。それぞれの勉強法があると思いますが、一つの方法としておすすめです。
試験当日は、時間との戦いです。特にⅡBCは大問一つにかけられる時間が10分少しなので、気づいたらこんなに時間が進んでいたか!といったことがあると思います。たくさん過去問などを解いて、一つの大問の悩む時間の上限値を決めておくと良いかもしれません。
〈英語〉
・リーディング
共通テストレベルの英語であれば、まずそのレベルの英単語と文法をしっかり固めて、その後はとにかく共通テスト形式の問題をたくさん解くことが重要だと思います。大問①②あたりは落とさないようにしながら、大問①や⑥は問題の内容や量に本文の長さが見合ってないので、全てを読まずに必要な箇所を取り出すことができると時間の短縮になり、後半の長文に使える時間が増えると思います。自分が目標とする点数にたどり着くために、どの問題から解き、どの問題は後に残しておくのか前もって戦略を立てておくことも必要です。模試や過去問で自分なりのスタイルを確立していってください。私は、英語はとにかく過去問を解きました。センター試験時代の過去問から解き始めて、共通テスト移行後の過去問、直近5年の過去問と追試の過去問の順番に解きました。
センター試験の問題は今よりは簡単です。それらの問題から解いていくことで力がついてきたのと同時に、問題も今のレベルに近づいていきます。この順番でとにかく演習を積むことをおすすめします。
・リスニング
私はとにかく英語を聞く量を増やしたら点数が上がりました。毎日1時間を20分ずつ3回に分けて、過去問や類似問題を解き、耳を英語に慣れさせました。とにかく聞こえた文章を口に出して繰り返すことが大切です。あとは同じ問題を何度も解くことで自分はどこが聞こえていないのか、聞こえにくいのか、落としているのかに気づき、注意して聞くことができます。すると初見の音声もだんだんと聞こえてくると思います。
当日のためにイヤホンにも慣れておくべきだと思います。いろいろなメモの仕方を試して、問題ごとに自分なりのやり方を見つけてみてください。
〈社会〉
選択科目→公共、政治経済、日本史
・公共、政治経済
昨年の公共、政治経済はとにかく資料の読み取りなどの思考問題が多く、知識を問われることは少なかったように感じます。新課程になって公共の要素が加わったことが要因なのではないかと言われていました。とにかく資料を正しく読むために、最低限の知識を明確に区別して覚えること。また、日頃の勉強では間違った解答のどこが間違っているのかを解き直しの時に確認しておくと知識が増えていきます。社会は覚えることがとにかく多いので、間違えた問題や苦手な分野を自分のノートにまとめておいて、試験前の休み時間に最後の確認用として見られるようにしておくと良いと思います。
・日本史
去年の日本史はとにかく歴史総合が話題になりました。新形式初年度で、歴史総合といっても日本史に絡んだ問題が出るだろうと予測されている中、完全に世界史が出ました。そしてその大問で差がつきました。
手持ちのワークなどで良いので歴史総合の世界史分野を今からでも固めておくと差がつくと思います。
〈理科〉
選択科目→生物基礎、地学基礎
理科基礎は知識分野と計算などの分野で分けて考えていました。完全に知識のみを問われている問題はそのまま知識の差が点数に直結します。ワークや過去問を解く中で、足りていなかった知識はノートに書き溜めておいて試験直前に確認できるようにしておくべきだと思います。
計算問題などは、よく出る問題が決まっているのでたくさんの問題を解いて解き方を覚えていくと良いと思います。
〈情報〉
自分たちが初年度でしたのであまり良い勉強方法なども分からず勉強をしていました。
去年の平均がすごく高かったので、今年は少し難化するかもしれません。去年の問題や試作問題、模試などで出た分野を一つずつワークなどで取り組むことをおすすめします。頭の体操のような問題が出ますが落ち着いて解けば誰でも解ける問題です。逆にそれを落としてしまうともったいないので、冷静に解けるように準備しておきましょう。
〇試験当日のアドバイス
当日は、朝とても寒かったのを覚えています。会場の中にいると時間が経つにつれ暑く感じてくるので、服装には気をつけてください!名前や受験番号の記入は試験監督の指示で何度も確認させられます。途中面倒くさくなっても怠らず、指示に従って確認しましょう!休み時間は他の学校の生徒が廊下で大きい声で話し始めたりします。私はうるさかった時のためにイヤホンを持って行き、休み時間につけていました。事前に休み時間に確認するものを決めておいて、それを最終確認する形で毎時間過ごせば良いと思います。たとえ上手くいかない教科があっても、上手に切り替えて、次の教科に向かいましょう。1教科なら全然取り返しがつきます。その切り替えのためにも、休み時間の勉強が有効だと思います。
また、私は1週間前から共通テスト当日と同じ時間に起きるようにしていました。人によってはすごく朝が早い人もいると思うので、前の日の寝る時間と当日の起きる時間は把握して、慣れておくべきだと思います。
〇受験生に一言
あくまでここまで書いたのは私が共通テストを経験して思ったことであり、学校や塾とは違うこと言っているかもしれませんので、自分で何を取り入れるか判断してください!
学芸は共通テストが重要になるからといって気負う必要もありません。二次試験の割合が低いため、ここから残りの期間も他の大学の受験生より共通テストに集中できます!
私の出身高校では、成績が数字で表れ始めるのは勤労感謝の日以降だと言われてきました。まだまだここから伸びます。現役生はここからが勝負です!過去問の勉強が最後一番点数を上げると私は思っています。残りの数ヶ月で、一つでも多くの不安要素を潰せるよう取り組んでいってください!
そうすればきっと来年の4月は学芸大生としての生活をスタートできます!皆さんと一緒に野球ができる日を楽しみにしています!頑張ってください!
