東京学芸大学に合格しようプロジェクト2025 数学②

こんにちは!
「東京学芸大学に合格しようプロジェクト」第12弾です!

東京学芸大学を志望している方、選択肢に入っている方、進路に悩んでいる方など受験生に役立つ情報をお伝えできればと思っております。

今回は、中等教育専攻数学コースです!

本日は、中等教育専攻数学コース1年、行武晄汰(柏陽)による回答です。ぜひ最後までご覧ください!

なお、このサイトに掲載されている情報は、すべて個人から聞いたものであり、東京学芸大学公式の情報ではありません。また、受験様式が変更されている場合もございます。その点をあらかじめご了承の上、受験勉強の参考にしていただければと思います。

〇学科を選んだ理由
小中高を過ごした神奈川県で高校の数学教諭になるために、同じ志を持つ人たちの周りで数学を勉強してみたいという思いから、この学科を選びました。

〇学科の特色
・どんなことを学ぶのか
教育学部ということで、教職関連の授業を受けたり、一般教養を学んだりします。1番の特徴は、数学の授業において、教養としての数学ではなく、かなり専門的な数学を扱うという点だと思います。

・男女比
ほとんどが男子です。私の代は違いますが、全員男子なんて年もあるようです。

・取得できる免許
中学校教諭一種免許状(数学)
高等学校教諭一種免許状(数学)
授業をいくつか追加することで、小学校教諭一種免許状も取得できます。

・学科の様子
私の同期は空きコマの時間に集まってご飯に行ったり、勉強したり、カラオケに行ったりするほど仲が良く、活発な人が多い印象です。年度によって学生の雰囲気は変わるそうです。

・忙しさ
普段の忙しさは他の学科とさほど変わらない印象ですが、試験期間はかなり忙しくなります。数学の授業のほとんどはテストだけで評価されるので、しっかり勉強しないと単位を落として卒業できない、なんて事態に陥ることも。加えて、卒業要件ではありませんが、小学校の教員免許を取得したいと考えている人はもっと忙しくなると思います。

・受験
共通テスト
英語リーディング100点、英語リスニング100点、数学①200点、数学②200点、国語200点、理科①100点、理科②100点、社会①100点、情報100点、合計1200点
二次試験
数学(大問4問構成、120分、1000点)
数学に関する小論文(30分、100点)
小論文は試験に導入されて、次で6年目になります。数学的な事象に対する自分の考え方などが問われ、年度によっては証明問題が出ることもあります。

共通テスト1200点、二次試験1100点、合計2300点満点です。二次試験で大逆転が起きる可能性が高いので、最後まで気を抜かないことが極めて重要です。
(問題の傾向や配点は変更の可能性があります。ご留意ください。)

〇受験対策
おそらくB類数学コースを受験するみなさんは、共通テスト以降、大きく科目数を絞ることができると思います。そのため、早いうちに自分の頭を二次試験対策モードに切り替え、試験で解く教科に照準を向けましょう。
数学に関して、共通テスト終了直後は、その科目で自分ができないところや、共通テストに出なかった部分を復習していました。特に、数学Ⅲの極限や微分積分は共通テストで出題されなかった上、多くの大学の二次試験で頻出であったため、重点的に勉強するようにしていました。
年明けからは、記述式の解答でいかに多く点を取るかを考える必要があります。完答できない問題が出題されたとしても、分かるところまでを解答用紙に書いて、どんどん次の問題に取り掛かりましょう。何か書けば、1点かもしれませんが点数を獲得できて、その1点のおかげで合格できるかもしれません。そのため、白紙で終わらせることは絶対にないように、日頃の演習から意識しましょう。
①数学
私は共通テスト終了後、過去問演習→採点・解き直し→自分の得意分野、苦手分野の分析→分野別の参考書などを用いた苦手な分野の演習→間違えた問題を最初から解く→別年度の過去問演習…というサイクルを基に対策を行いました。そうすれば自ずと、入試傾向や、自分がどの単元を勉強すれば成績が伸びるのか、などが見えてくるようになります。「苦手分野の演習」のフェーズでは、他大学の過去問も使うと数学力が鍛えられると思うので、たくさん演習しましょう。他大学の二次試験との兼ね合いもありますが、数学に勉強時間の8〜9割を費やしても多すぎることはありません。
共通テストの点数にもよりますが、ほとんどの場合、全4問のうち、3問が完璧に解答できていれば、ほぼ合格間違いなしです。それを目標に日々の演習を積み重ねてください。
②小論文
過去問がインターネットや赤本に載っています。数学コースの小論文は、小論文と呼ぶにはやや特殊で、他大学の過去問を用いた対策が困難です。そのため、今までの数学コースの過去問5年分を全て演習すると良いと思います。
演習では、制限時間内に解き、学校の先生、予備校の先生、保護者や友達など、できる限りたくさんの人に添削・フィードバックをお願いするようにしてください。それを受けて、自分でもう一度回答を出して、再び添削を依頼して…の繰り返しで、だんだん慣れていきます。数学的な記述に際しては、様々な証明問題に触れておくこともかなり効果のある対策の一つです。
先述しましたが、次で6年目となる試験のため、大学側もおそらく試験内容を探っているところだと思います。ヤマを張らず、どのような問題が出てもある程度書けるように、少しでいいのでイメージを持っておくことが重要です。

〇試験前日までに行ったこと
特に前日に勉強を詰め込むようなことはせず、普段と同じように勉強をして、ちょっと早めに寝ることがいいと思います。私は学芸大学から遠い場所に住んでいたので、試験当日は朝がかなり早かったのですが、試験時間中に集中力を最大限発揮するために、7〜8時間は寝るようにしました。
また、どれだけ勉強を頑張って合格できるほどの実力を身につけたとしても、忘れ物をしてしまうと何もかも台無しになってしまう可能性があります。持ち物リストを作るなどの対策をしてください。試験前日は、当日持って行くものを飲食物以外全てカバンに詰めて、本当に忘れ物をしていないか、寝る前にリストを見ながら3回確認するようにしましょう。

〇試験当日に気をつけること
※実家から会場へ向かう人向けです。
電車・バスの遅延は必ず起きるものと想定しつつ、早い会場入りを心掛けてください。できれば、運休などに備えて経路を2、3本確保しておくと、不測の事態にも焦らず対応することができます。実際、私が受験した際も中央線が止まってしまいましたが、家を早く出たおかげで、なんとかなりました。
また、多くの場合、会場へ向かう時間と通勤・通学の時間とが被ってしまうため、電車内で教科書等を広げて勉強することはかなり困難です。JR各線に限りますが、もし車内で勉強したい場合は、グリーン車に乗車すると勉強できる可能性は高まります(100%ではありません)。保護者の方と相談しましょう。
試験会場に着いたら、まずトイレを3つ探してください。休憩回数と各階のトイレの数によって確保すべき数は前後しますが、どの試験でも、休憩時間にトイレに行けないと気持ちに余裕がなくなるので、一つの安全地帯として早めに会場に行って探すことをおすすめします。
多くの会場では机が狭かったり、斜めになっていたりと、不便に思うことがあります。また、同じ高校で複数人が同じ学科を受けるような状況が発生すると、高確率で休み時間はうるさくなり、余計な雑念が頭を支配するかもしれません。多少悪い環境でも集中するための心算をしておきましょう。休憩時間中、自分に集中するために、イヤホンで好きな音楽を聴いたり、耳栓をして雑音をカットしたり、ガムを噛んだりすることがかなりおすすめです。

〇受験生に一言
私は高校3年の夏から本格的な受験勉強に取り組みましたが、当時の模擬試験から共通テストのリサーチまで、この学科の判定はD判定とE判定しか取ったことがありませんでした。それでも、「B類数学に行くんだ」という意志を曲げず、最後まで諦めなかった結果、合格することができました。合格に向けては、強い意志と、万全の体調管理と、感謝が大切になると思います。試験本番は焦らず、試験時間を最大限使い、明瞭な字で、解答用紙にこれまでの努力の全てを記してください。
これを読んでくださった皆さんが大学受験を笑顔で終えられることを切に願っています。

中等教育専攻数学コースについての詳細はこちらから確認できます!

https://www.u-gakugei.ac.jp/03gakubu/r5/203.html

取得できる免許や資格について、詳しくは東京学芸大学HPへアクセスし、[教育学部]→[取得可能な免許・資格]にあります「取得可能な免許・資格について」をご覧下さい!

https://www.u-gakugei.ac.jp/03gakubu/menkyo_shikaku2023c.pdf

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