最後の春に向けて⑫ 相良貴文ー感謝を絶やさないー

4年生が東京学芸大学硬式野球部での時間や仲間、最後の一年にかける思いを語る「最後の春に向けて」。今回は、相良貴文(4年/拓殖大学第一)です。それではお読みください!

こんにちは、B類理科専攻4年の相良貴文です。ついに大学野球最後の春のリーグ戦が始まるということで、自分の野球人生を振り返ったり、思っていることを書いていきたいと思います。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

僕は小学校3年生の11月に地元の少年野球チームに入り、いままで約12年半野球を続けてきました。正直体力の衰えやしんどさはここ2,3年でかなり感じるようになってきました。改めてプロ選手ってすごいんだなぁ〜と思います。

自分が大学でも野球を続けることの理由や東京学芸大学硬式野球部の後輩に教えることができている知識や理論は高校野球にあったと思います。
高校の同級生が読んでいたらどうせまたまたぁと言うかもしれませんが、監督の指導があったりノックがあったり、顧問の先生の言葉だったり、一瞬来たミズノのコーチ?の人の教えが今の自分を作っていると思います。読んでいただけているか分かりませんがとても感謝しています。ありがとうございました。

自分が大学野球をやろうと思った理由は、将来教員になって野球を指導したいのでそのための経験を積むことも1つです。ただ、それとは別に高校野球で完全燃焼できなかったんだと思います。
最後の選手権予選もあと一歩でベスト8というところで負け、悔しさでいっぱいでした。その悔しさもあり、もっともっと上手な人と野球をして自分もさらに成長したいと思って大学野球を始めました。ですが、はっきり言って大学野球では挫折ばっかりでした。自分の実力からすれば当たり前でしたが、東京学芸大学硬式野球部のモットーである学生主体の野球に順応できずどうしたら成長できるか、どうしたら上手くなれるかを考えるのが難しかったです。同期のみんなは向上心がすごくて、自分で考え行動し努力をし、体現することができる本当に尊敬できる人ばかりです。そんな人たちと4年間野球ができたことが幸せです。そして厳しく声をかけてくれてありがとう。

コロナの影響で2年生から3年生の間は思うように活動ができず、成長する機会を奪われた気がしてとてもモヤモヤする期間が続きましたが、それでもやっと思いっきり野球に打ち込める時間が戻ってきました。これが当たり前ではないということを理解し、1日1日を大切にして行きたいと思います。活動を再開するにあたりご尽力いただいている方々、活動をご理解いただいている方々にとても感謝しています。

両親には感謝してもしきれないほど感謝しています。こんなに長く野球を続けさせてくれてありがとう。
父さん、野球のことに関していろいろ教わりました。少年野球のコーチもしてくれて高校の最後の大会もお忙しい中見に来ていただきどうもありがとうございました。暇になったらキャッチボールでもしましょう。
母さん、高校生の頃はお昼ご飯とかおにぎり作ってくれて大変だと思うし感謝しなきゃいけないのにまだ直接言えてませんね。恥ずかしくて今後も直接言えないと思うのでここで言わせてください。ありがとう。
絶対に家ではこの話題に触れないでください。

最後になりますが、春のリーグ戦で2部優勝、1部昇格を果たすためにチーム一丸となって頑張っていきます。個人としては試合に出れても出れなくても、必ずどこかで爪痕を残して、最高の形で秋のリーグに臨めるように最高の準備をしていきます。東京学芸大学硬式野球部の応援をよろしくお願いします!


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