春季リーグ開幕まであと2週間を切り、一部での戦いに向けて備える中、本日から、新4年生一人ひとりによる「最後の春に向けて」と題した、最後の春季リーグに懸ける思いを掲載します。
初日となる本日は、東京学芸の絶対的エース、一條遥翔(藤代)です。どうぞご覧ください。
こんにちは。E類生涯スポーツコース、新4年の一條遥翔です。
最後の春に向けてとありますが、最後の春という実感が全く湧きません。ただ、チームが春リーグに向けて、緊張感が高まるのを肌で感じでいます。
少しだけ今までの野球人生を振り返りたいと思います。私は、中学校1年生の時以降、エースというものになった事がありません。小中時代は同じ奴にずっと背番号1を取られ、それが悔しく進んだ高校では、努力はしたものの、やはりエースという壁は高く、高校最後はベンチから相手の延長サヨナラタイムリーをただ眺めることしか出来ませんでした。それも悔しく、高校でやめるはずだった野球を大学でも続けることにしました。
大学に入り、2年春のリーグ戦から先発を任せていただけるようになりました。大事な試合を任せていただけるに連れて、周りの人の大切さに気づいていきました。自分の結果を残すことに精一杯だった入学前には分かることが出来なかった事でした。自分が投げる約5試合ずっと声をかけてくれてる野手の皆、一緒にピンチを乗り越えた三谷さん(R5年卒OB)を始めとするキャッチャー、何より一緒にいつも頑張っているピッチャー陣、本当にいろいろ助けてもらっています。
ここまで先発をたくさん任せていただきましたが、大した成績は残せていません。2年秋の一部リーグでは0勝6敗というピッチング。3年春も大事な試合を任せて頂きながら負けてしまい優勝を逃してしまいました。それでもチームメイトは自分が投げる試合精一杯助けてくれました。昨年秋、リーグ戦で優勝し一部昇格をかけた入れ替え戦の初戦、杏林大学との試合、完封勝利することが出来ました。この時は、やっとチームに大きく貢献できた、そう思いました。
今、投手陣は大音(新4年/春日部)、伊藤(新3年/小山台)などいいピッチャーがたくさんいます。エースになりたくて入学しましたが、今はエースとかはどうでもいいです。投手陣みんなで試合を作り、勝ちに持っていきたいです。
私は、このチームが大好きです。私にはできない、努力を沢山することが出来る素晴らしいチームメイトがたくさんいます。私のことをプレーでもそれ以外の面でも支えてくれ、仲良くしてくれた今までの先輩方、とっても頼もしく、助けてもらいまくっている後輩たち、そして何より今までの3年間を共にし、日常生活も仲良くしてくれている同級生、皆が大好きです。そんな大好きな人達と共に過ごしてきた、4年目となる大学野球の集大成を春リーグで示せたらいいなと思います。そして、全員で勝利の喜びを分かち合いたいと思います。
最後に、普段から支えてくれている両親に感謝を伝えたいと思います。野球をここまでやらせてくれてありがとう。たくさん支えてくれてありがとう。ここからあと少し、大学野球を頑張ります。応援してくれたら嬉しいです。いい報告が出来るように頑張るね。
先にも述べたように、私はこのチームみんなが本当に大好きです。この春で引退する仲間もいます。現メンバーで挑むことが出来る最後のリーグ戦だからこそ、リーグ戦が終わった時に全員で笑って終われるリーグ戦にしたいと思います。応援のほど、よろしくお願いいたします。
次回は大音優(春日部)です。そちらもぜひご覧下さい。