最後の春に向けて⑭大門愛夏―たくさんのありがとう―

4年生が最後の春季リーグ戦へ向けて想いを綴る「最後の春に向けて」
本日は、主務・マネージャーの大門愛夏(鹿沼)です。
ぜひ、最後までご覧ください!

平素よりお世話になっております。
大門愛夏と申します。いつも弊部への多大なるご支援・ご声援を賜り、誠にありがとうございます。
拙い文章ですが、最後までお読みいただけますと幸いです。

私が野球に興味を持ったのは小学生のときです。テレビで甲子園を見て、高校野球への大きな憧れを感じました。
「選手として試合に出ることが出来ないならマネージャーになろう」そんな浅はかな考えで、高校は野球部のマネージャーをしたいがために共学の高校を選びました。

無事に高校に合格し始まった念願のマネージャー生活。
ずっと夢に見ていたマネージャーの仕事をたくさん経験させてもらいました。
そして最後の夏。同期たちは目標としていた県大会ベスト8まで連れて行ってくれました。
高校生活のうち98%くらいの時間を野球部に割いていた大変な3年間でしたが、楽しかったことしか思い出せないくらい充実していました。

大学1年の4月。当時お世話になっていた先輩に誘われ、軟式野球部への入部を決めました。
軟式野球部では野球愛溢れる選手たちと、天真爛漫な同期マネージャーに出会うことができました。
高校時代と今は同期に私1人しかマネージャーがいない環境なので、同期マネージャーがいることがどれだけ心強いことか、日々感じます。
私が軟式野球部を辞めてからも、ご飯に行ったり、学校で会ったときは声をかけてくれたりと本当に優しい同期たちです。
軟式野球部の活躍はいつもSNSでこっそり見て応援しています。

軟式野球部を退部し野球が恋しくなっていた大学2年の夏。私の大学生活でのターニングポイントとなった出会いがありました。現在の同期である圭吾(大村/新宿)との出会いです。圭吾を紹介してくれたのは軟式野球部時代の同期です。本当にありがとう。
「硬式野球部=オラオラ系」というイメージを勝手に持っていた私ですが、大村くんのあまりの低姿勢さに驚き、硬式野球部の好感度が勝手にアップしました。ヤンキーが優しいと好感度が高くなるってやつと一緒ですね。(ゲインロス効果って言うらしいです。)
「硬式野球部興味ありませんか?」という圭吾の一言で、全く考えもしていなかった「硬式野球部への入部」という選択肢が初めて私の頭に浮かびました。

入部前、見学でグラウンドに足を運んだ日のことを今でも鮮明に覚えています。
身体の大きな選手たちと木製バットの打球音に圧倒され、「もう一度マネージャーをやりたい」という気持ちが一気に溢れてきました。やはり心のどこかで、マネージャーを続けなかったことを後悔していたのだと思います。

そして入部して2ヶ月程経った大学2年の秋。少しずつ部活に慣れてきた頃。私にとって大きな問題が。そうです、次期主務を誰にするか問題です。
何となく、私が主務になるべき状況なのは分かっていました。でも、当時の私には主務を務める自信がありませんでした。マネージャーの仕事を覚えるだけで毎日必死だったからです。
私は同期が選手として野球をしている姿、学生コーチとしてチームを引っ張る姿を見るのが好きでした。たくさん悩みましたが、「誰も選手や学生コーチを辞めてほしくない」という気持ちで、主務になることを決めました。

主務は大変な立場だと理解していたつもりでしたが、実際の仕事量は想像以上でした。主務の仕事はどれだけ頑張ってもできて当たり前。1つのミスが取り返しのつかないことになることもあります。
前主務の南柚さん(山﨑さん/R7卒)は簡単にこなしているように見えていましたが、オープン戦を1つ組むのにも実はかなり多くの時間がかかります。相手が中々見つからず、1試合組むために20校以上に電話したこともありました。
でも、自分が組んだ試合で選手が練習の成果を発揮して喜ぶ姿や、保護者の方がグラウンドに足を運んで応援してくださる姿を見るとすごく嬉しく、「試合を組んで良かった。また頑張ろう」と思うことができます。

私が主務として活動できているのはいつもご助言をくださる中野監督や徳地先生、学生コーチ、選手、OB・OGの皆様、温かいご声援をくださる保護者の皆様の存在のおかげです。
選手を支えなければいけない立場の私ですが、多くの方々の支えがあって、日々活動することができています。
関わってくださっている方々のためにあと少しですが、頑張りたいと思います。

そして何より感謝しているのは後輩マネージャーたちです。4人とも後輩ではなく同期のような、いや、もはや先輩のような仕事ぶりです。
直緒ちゃん(武藤/3年/石山)、優奈ちゃん(神尾/3年/川越女子)、湖香ちゃん(本田/2年/八王子東)、凛々香ちゃん(加藤/2年/國學院大學久我山)この4人は、選手が想像してる以上にシゴデキです。いつも私がお願いする前に仕事をテキパキこなしてくれます。私が思ってる以上のクオリティです。いつも本当にありがとう。

いつも応援してくれている家族へ。
お父さん。お父さんが家で野球を観ていたおかげでこんなにも野球が大好きな娘に育ちました。野球と出会って私の人生は大きく変わったと思います。ありがとう。インスタで野球部の試合結果を見てくれているのは知っています。これからも応援よろしくね。
お母さん。あまり野球に興味のないお母さんですが、子どもたちが全員野球部に入ったせいで、野球漬けの生活をさせてしまっています。家では巨人戦。家族旅行の予定は東京ドーム。普段の会話は子ども達の野球部のこと。でもお母さんがいたから、ここまでマネージャーを続けることができました。あと少しのマネージャー生活、応援よろしくね。
夢奈(妹)。気づけば私よりもマネージャー歴が長くなったね。私よりもずっとずっと大変な状況で頑張っている夢奈のことを思うと、私なんて大したことないなと思います。内心、ハマスタとか神宮のスタンドで応援できる夢奈を羨ましく思ったりもします。春で絶対に1部昇格しますので、ぜひ一度お手合わせお願いいたします。
勇輝(弟)。あんなに小さかった勇輝が、今自分の母校のユニフォームを着てプレーしているというのは、なんだか今でも不思議な気持ちです。ケガに気をつけて悔いなくあと半年ちょっと、最後の夏までプレーしてください。春季大会はベスト8まで進んでくれれば応援に行けます。頑張ってね。

長くなりましたが最後に同期へ。
意味の分からない時期に入部した私を受け入れてくれてありがとう。
4年マネージャーとして、欲張り(?)リクエストをさせてください。

・スタメン全員4年生の試合が見たい!

・原田(八戸)、村瀨(日本大学第二)の完封リレーが見たい!

・入替戦で勝ちスコアを書きたい!

・1部でプレーするみんなの姿が見たい!

・最後の秋を16人で迎えたい

もっともっとリクエストしたいところですがこれくらいにしておきます。
ワガママを言ってしまいましたが、とにかく全員がケガなく悔いなく最後までプレーしてほしい。それが私の一番の願いです。

最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。
1部昇格のために、自分にできることを精一杯頑張ります。
これからも温かい応援のほど、よろしくお願いいたします。

次回の「最後の春に向けて」はヘッドコーチの有賀達哉(諏訪清陵)です!ぜひご覧ください!

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