6/5(土) R3春季リーグ戦 vs東京都立大学②

こんばんは。本日の春季リーグ戦、対東京都立大学の試合結果をお知らせ致します。

〈スコア〉
学芸|011 000 24|8
都立|000 000 00|0
(8回コールド)

〈メンバー〉
1.(右)市原
2.(左)西澤
3.(中)三宅
4.(指)埴田
5.(三)西脇
6.(一)武者→(代走)酒井(8表)→(一)伊戸(8裏)
7.(ニ)片寄
8.(捕)三谷
9.(遊)佐藤
投.河野

勝利すれば、東京学芸の2部優勝と1部昇格が決まる一戦。緊張感が漂う中プレイボールを迎えました。

初回。先頭の市原(3年/市立川越)が四球で出塁すると、すかさず盗塁を決めチャンスを作ります。その後、西澤(4年/野沢北)がきっちりバントを決めて一死三塁。いきなり先制点のチャンスを迎えますが、後続が打ち取られ、得点とはなりません。

市原

先発を任されたのは、今季大活躍の河野(4年/所沢北)。初回、なんと三者連続で三振を奪い取り、好調な滑り出しを見せます。

2回、試合が動きます。片寄(3年/磐城)が四球で出塁すると、三谷(3年/下妻第一)が左前安打で続きます。その後、一死満塁のチャンスでバッターは市原。初球を左前に巧く打ち返し、片寄が生還。先制点を手にします。なおも満塁のチャンス。続く西澤(4年/野沢北)はスクイズを試みますが、バットに当たったボールはふわっと上に上がり、三塁手が捕球。既に走り始めていた三塁ランナーもアウトとなり、チャンスを潰してしまいます。

このプレーで手繰り寄せていた流れを止めてしまいますが、このピンチからチームを救ったのは河野。まったく付け入る隙のないピッチングで三者凡退に抑え、再びチームの士気を高めます。

河野の好投に応えて点差を広げたい東京学芸打線。一死二、三塁の場面で武者(2年/小松川)がバッターボックスに入ります。犠牲フライで1点が入るこの場面で、武者は期待に応えます。打球はレフトに高々と上がり、三塁ランナー三宅(4年/金光学園)が生還。点差を2に広げます。

武者

しかし、4回以降は先程の回に途中交代した相手投手に苦戦。6回まで三者凡退に抑えられてしまいます。

試合が動いたのは7回。佐藤(2年/福島)が左前安打で出塁すると、市原も続き一死一、三塁。このチャンスでバッターは西澤。先程スクイズを失敗している西澤ですが、このままで終わるわけにはいきません。闘志を燃やして打席に立ちます。その2球目。スライダーを打ち返すと、打球は前進守備の間を抜けセンター前へ。これで佐藤と市原が生還し、2得点。西澤が4年の意地を見せ、一気に相手を突き放します。

佐藤
西澤

8回には、東京学芸の打線が爆発します。先頭の西脇(3年/小山台)が左前安打、続く武者も右前安打で出塁。片寄(3年/磐城)が送りバントも決めたところで、8番の三谷から2番の西澤まで連続安打が生まれ、一挙4得点。ダメ押しの得点で、一気にコールド勝利が見えてきます。

三谷

8回裏のマウンドにも河野が上がります。河野は伸びのあるストレートを中心に投げ、未だ一つの安打・四死球も許していません。まさに今季一番の素晴らしいピッチング。最終回ということでかなりのプレッシャーが河野にかかりますが、それをものともせずスリーアウト。最後の打者を空振り三振に抑え、東京学芸の2部優勝・1部昇格を決めました。河野は8回参考記録ながら、完全試合を達成。また、この試合だけで9つの三振を奪い、一気に奪三振王に躍り出ました。
3年前に2部優勝を決めた時。また、1部昇格を決めた時。マウンドには抑えとして登板した河野の姿がありました。1年生の時から公式戦のマウンドに上がり、感動も悔しさも味わってきました。その河野がこの試合では一人で投げ抜き、しかもこの上ない素晴らしいピッチング。河野が4年間、ひたむきな努力を続けた結果、他チームを圧倒する成績を残すことができたように思います。

河野

打線においては、終盤にこそ点を取れたものの、前半は課題の多い内容でした。
しかし、攻撃がうまくいかずに流れが相手に傾きかけても河野が取り戻し、逆に打線はその河野を助けるために繋ごうと意気込む姿がありました。河野の好投が光ったものの、チーム全員で勝ち取った勝利のように思います。

この試合で、東京学芸の2部優勝・1部昇格が決定致しました。今季は入替戦を行わず、優勝チームが自動昇格するため、このような運びとなりました。2年前に降格し、それから憧れ続けていた1部の舞台に来季から戻れること、それが非常に楽しみです。

最後になりましたが、今季こうした結果を残すことができたのは、いつもご支援・ご声援をくださる皆様の支えがあってこそです。心より御礼を申し上げます。
私たちの目標は1部で勝ち点をあげることです。この結果に満足せず、さらに気を引き締めて練習に取り組んで参りますので、これからも応援のほどよろしくお願い致します。
今日で優勝は決まりましたが、明日も試合が続きます。最後まで全力で戦い抜きますので、明日もご声援をいただけたら幸いです。

☆次の試合
【対戦相手】高千穂大学
【対戦日時】6/6(日) 10:00PB
【試合会場】岩槻川通公園野球場

(4年/マネージャー/志太祥子)


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