6/6(日) R3春季リーグ戦 vs高千穂大学②

こんばんは。本日の春季リーグ戦、対高千穂大学の試合結果をお知らせ致します。

〈スコア〉
学 芸|110 001 000|3
高千穂|100 003 00×|4

〈メンバー〉
1.(左)萩原→(打)埴田(9表)
2.(中)大宮
3.(ニ)西脇→(二)渡部(7裏)
4.(指)小谷地
5.(一)伊戸→(打→一)武者(8表→8裏)
6.(右)柚木→(走→右)市原(6表→6裏)
7.(三)芝
8.(捕)三谷→今(7裏)→迫田(8裏)→(打)石川(9表)
9.(遊)佐藤→相良(8裏)
投.加藤(5 1/3回)→大音(1 2/3回)→伊藤(1回)

昨日で優勝を決めた東京学芸。今日はメンバーを大きく入れ替えて最終戦に臨みました。

初回。萩原(2年/狭山ヶ丘)がセンター前に巧く打球を運ぶと、大宮(3年/御殿場南)も四球を選んで続きます。続く西脇(3年/小山台)は堅実に送りバントを決め、一死二、三塁と絶好のチャンス。
先制点を取りたいこの場面で迎えるバッターは、今試合4番に起用された小谷地(4年/八戸)。ベンチの期待も高まります。その小谷地がセンター方向に高く飛ばした打球は、犠牲フライに十分な距離。これで萩原が生還し、初回から先制点を手にします。

小谷地

最終戦の先発を任せられたのは加藤(4年/吉田)。先日、怪我から復帰した加藤ですが、今季初めての先発。どのような投球を見せるのか、期待と不安が交錯します。
そんな加藤は初回、立ち上がりに苦しみます。先頭に安打を許すとその走者を還してしまい1失点。少し雲行きが怪しくなりますが、ここは最小失点に切り抜けます。

2回には、芝(2年/松山東)が初球をセンター前に弾き返して出塁すると、相手の牽制悪送球で二塁に進みチャンスを作ります。ここで三谷(3年/下妻第一)も左前に安打を放ち一死一、三塁。続く佐藤(2年/福島)の内野ゴロの間に芝が生還し、早くも勝ち越しに成功します。

加藤は初回こそ不安な内容だったものの、2回からは安定感を取り戻します。四者連続三振を奪う等、相手打線を完全に封じ込めるピッチング。東京学芸を今まで支えてきた左腕がその勢いを取り戻します。

加藤

3回以降の攻撃は、西脇が2つの安打を放ったもののそれを繋ぐことができません。2-1のまま試合は前半戦を終えます。

西脇

6回の攻撃は柚木(4年/鶴丸)から始まります。柚木は冷静に四球を選び出塁。ここで東京学芸ベンチは俊足の市原(3年/市立川越)を代走に送り込みます。市原は警戒されながらも盗塁を決めて二塁へ進み、さらに相手の暴投を見逃さず三塁まで到達。このチャンスでバッターの芝はライト方向へ打球を高々と打ち上げます。これが犠牲フライとなり1得点。スコアを3-1とし、相手を少しずつ離していきます。

市原

しかしその裏。加藤は痛めた足が気になるのか、制球難に苦しみ始めます。先頭から2者連続で四球を与え、東京学芸ナインに不穏な空気が流れると、迎えるは3番打者。甘く入ったストレートを待ってましたとばかりに捉えられ、これが3ランホームランに。ここまで優位に進めていた東京学芸ですが、一気に立場が逆転。追いかける展開へと変わります。
ホームランを浴びたところで、投手は加藤から大音(2年/春日部)へと交代。勢い付いた相手を前にプレッシャーのかかる場面でしたが、大音は冷静に投げ込み、これ以上の失点は許しません。

大音

傾いた流れをなんとか取り戻したい東京学芸。7回は1番の萩原から始まる好打順でしたが、なにもできないままスリーアウト。完全に流れは相手に持っていかれてしまいます。

8回のマウンドには、伊藤(1年/小山台)が上がります。伊藤は公式戦初登板。キャッチャーも初出場の迫田(1年/春日部共栄)に代わり、フレッシュなバッテリーで守備から流れを作っていきたいところ。伊藤は伸びのあるストレートとキレのある変化球を上手く投げ分け、先頭打者を抑えます。1年生ながら、なかなかの投げっぷりにベンチからも感嘆の声があがります。

伊藤
迫田

しかし投手の力だけで守備はできません。堅実な守備でチームを幾度となく救ってきた遊撃手・佐藤がまさかの2エラー。これによって二死満塁のピンチを迎えてしまいますが、ここで伊藤は自分で抑えると言わんばかりの力のこもった投球を見せ、空振り三振。なんとか無失点に抑えます。
デビュー戦でいきなりピンチの場面での投球になりましたが、その投球には目を見張るものがあり、今後の活躍を期待させる内容でした。

伊藤

そんな伊藤に応えたい東京学芸の打線。9回には先頭打者に代打の石川(4年/北広島)が送られます。石川はファールで粘りますが、結果は空振り三振。後続も抑えられ、試合終了。3-4で敗北を喫しました。

本日をもって、春季リーグ戦の全日程を終了致しました。緊急事態宣言下という厳しい状況でありながら、リーグ戦の開催・運営にご尽力してくださった方々に、心より感謝申し上げます。
また、球場に足を運んで下さった方はもちろん、直接お会いできなくとも、HPやSNS等を楽しみにしてくださっている方々のご声援が、部員の大きな励みとなりました。例年通りの活動ができずもどかしさを感じることもありましたが、その中でも最後まで戦い切れたのは皆様のご声援があってのことです。誠にありがとうございました。

なお、今季の成績につきましては、改めてご報告させていただきますので、しばらくお待ちください。

今季の結果をもちまして、東京学芸大学は2季ぶりの1部昇格を果たすことができました。
しかし、決してここがゴールではなく、やっとスタートラインに立てたという状況です。秋には1部での厳しい戦いが待ち受けています。
秋季リーグ戦では、今季からさらにレベルアップした東京学芸大学硬式野球部をお見せすることができるよう、精一杯練習に取り組んで参ります。そして、2年前成し得なかった1部での勝ち点を必ずあげますので、今後とも変わらぬご支援・ご声援のほど、よろしくお願い致します。

また、1部昇格を果たしたため、6/19(土)・20(日)の新人戦に参加する予定です。対戦相手や対戦日時等の詳細が決まりましたら、改めてお知らせ致します。出場機会の少なかった1・2年生の活躍も期待できる試合ですので、こちらもぜひご注目ください。

(4年/マネージャー/志太祥子)


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